遺品整理の大変さを自ら経験

遺品整理時士になろうとした理由は、自ら経験したことにあります。
私は、両親と兄弟を亡くしています。
母は15年以上前に、兄・父と立て続けで亡くし
あまりのショックから立ち直れないほどの状態になりました…..
そんな状態の私を家族皆が支え
協力してくれたこともあり、少しずつですが立ち直ることが出来ました。

しかし、家中の遺品整理となると、膨大な量があり、正直、何処から手を付けてよいものか
一度に出来る時間も限られているため、途方に暮れてしまうばかりでした。
精神的にも、体力的にもギリギリの状態が続いている時にしなくてはならないことが、山のようにあります。
色々な書類上の手続きは私にしか出来ない為、かなりの日数をかけました。
その後、家族総出で遺品整理に取り掛かりましたが、膨大な量なため、2、3日で終わるはずもなく
一週間以上は掛かりました…..
それだけ時間を掛けても、細かいことはまだまだ終わっていません。

持ち家であれば、膨大な量の遺品があり、かなりの日数が掛かります。
賃貸では、日にちも無く、部屋をある程度綺麗して大家さんに返さなければなりません。
ご遺族にとっては、かなりの負担になります。
ご遺族が別々に住んでいると、時間も日数も限られてきます。
私の経験上、とても辛いです….
『遺品整理を家族以外にも手伝ってもらえたら。』
何度も思いましたが、当時の私には、その考えすらありませんでした。

そんな時だからこそ、少しでも、ご遺族の負担が軽くなるのであればと思い
遺品整理士の資格を取りました。
大切なご家族を亡くされ、お辛い状態でいる時に
私の経験を生かし、お手伝い出来ればと思いました。

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