私ども「わんぱくお掃除隊」は、埼玉県内を中心に
東京都・神奈川県・千葉県・群馬県・栃木県・茨城県・長野県・山梨県などなどで
業務をさせていただいております!
今回、お話いたしますのは
生活保護を受けながら生活をしていた高齢者の方が亡くなられたお話になります。
ご依頼者様から御依頼を受け、いざ現地見積もりへ行きました。
遺品整理の作業現場は、とても古~い賃貸アパートでした。
何十年も前に建てられた物件なので
家賃もかなり安く1R6000円、バスは無く、共同のトイレ・・・
外観を見ただけでも古い建物であることが分かります。
故人様は生活保護を受けていたため
格安の賃貸アパートに住む状態のようでした。
それだけでも
現代の日本の高齢者に対する扱いが良くないことが分かり
少し悲しい思いがしました…。
遺品整理ですので、生活されていた状態がそのまま残っている場合がほとんどです。
故人様それぞれの生活がありますので、残っている物も、量も様々です。
ご依頼者様からカギをお預かりし作業を開始しました。
1Rなので、そんなに物はありませんでしたが
仕分けをしながらの作業をこなしていきました。
家具や電化製品なども少なく、必要最低限の物がある感じでした。
作業時間もさほどかからず、全ての物がなくなったお部屋に最後の仕上げです
各部屋ごとに掃き掃除をし作業終了となりました。
今まで、私ども「わんぱくお掃除隊」がご依頼されてきました
ご高齢者の方の特徴は、物の量の多さです。
お子様が小さい頃などに使用していた物や賞状、アルバム、時には制服などの衣服などなど
上手に押入れやクローゼットへしまわれているので出してみるとビックリするほどかなりの量があります。
ご依頼者様にすると、「こんな物までと取ってあるなんて…。」と思われる方がほとんどです。
ご両親様にしてみれば一つ一つに大切な思い出のあるのです。
身寄りの無いご高齢者は
「いつか使うかも。」など、もったいないという思いが強い方が多いように感じます。
後は、若い頃と違い思うように身体動かないので片付けが大変で捨てずにいる方など様々なようです。
ご高齢者の方のご自宅には、私が子供の頃に見た物が沢山あり
まるで昭和にタイムスリップした感覚になります。
私は、自分の両親が亡くなってから常々思うことは
自分の親が亡くなっていく時になっているんだなぁと、ふと寂しさと悲しさが込み上げてきます。
母に言われた言葉は、子供が生まれてからは特に「そのとおりたなぁ。」と
親孝行をもっとしておけば良かったと、今でも思います。遺品整理は辛く悲しいです。
でも、ご両親様との思いでと共に寄り添いながら
お手伝いをさせていただいております。
身寄りの無い方の遺品整理でも同じですが
御冥福をお祈りしながら心を込めてさせていただいております。